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プロフィール

百海

Author:百海
百海(ももみ)と申します。ホミンペンです

蒼い観覧車 14



さっきまでのチャンミンの不安は一掃されて

帰りの車の中は、とても楽しく
ユノと2人、笑顔の絶えないドライブとなった

ユノは何度もチャンミンに言った

難しく考えないで

こうしなきゃいけないと、考えないで

それでも奪うつもりだと


身体の芯から心の奥底まで
メロメロに蕩かされるようなユノの言葉

これではいけないと思いながらも

チャンミンは足元をガッチリと
スビンに杭を打たれているような感覚は拭えなかった


ユノのマンションに着いた。

ここはあの夜、エレベーターの中から
ユノに攻めまくられた事を思い出してしまう

今日は普通に笑いながらエレベーターに乗っているのが
不思議な感じだ


はしゃぐチャンミンが可愛い

ユノは思う

本当に好きでたまらない


テーブルに、式典でもらってきた料理を並べた
フルーツやサラダ、チキンのトマト煮、デニッシュなど

チャンミンは満面の笑みでそれらを平らげた

美味しそうに次から次へと食べていく様は
見ていてとても気持ちがいい


「ガーデンレストランはそのままオープンすればいいのに」

「そうだな。たぶん今日の評判でそういう話も出てくるかもしれない」

「実現するといいなぁ」

「一番喜ぶのはチャンミンだな」

ユノが笑う

「お客様も喜ぶからいいんだよ」

「うん、提案事項に入れてみよう」

ふと

しばし、会話が途切れて…

2人は見つめ合う


ユノの瞳が穏やかな色から少しずつ変化して
既に色気を伴ってチャンミンを捉える

チャンミンはその強い視線に絡められて動けない

チャンミンの瞳がユノを見つめながら、揺れる

それがまたユノを狂わせることを
チャンミンはわかっていない

ユノがゆっくりとチャンミンの腕をとる

視線を外さないまま、自分の胸にそっと抱き込み

そして、強く抱きしめる


「愛してる」

もうユノは隠さなかった…

「!」

いきなりの言葉にチャンミンは動揺した

なんて返事をしたらいいのだろう

「答えなくていい」

ユノはそう言ったかと思うと
何も言わせないようにくちづけた

「ん…」

ユノの長い指がチャンミンの柔らかい髪をまさぐり
抱きしめた腰を撫でる

チャンミンの身体の奥から、波が打ち寄せるように
甘い感覚が押し寄せてくる

ユノはチャンミンの腰を抱き上げるようにして立ち上がり、くちづけをしたまま、チャンミンを引きずるように寝室へと誘う

シャワーを浴びたいのに…

チャンミンは甘く蕩けた感覚の中思ったけれど

ユノはこういう時、とても性急で強引だ


あっという間にベッドに沈められ
気がつけば、チャンミンは全裸にされていた

スビンと全然違うのは、その愛する行為もさながら
チャンミン自身の反応もまるで違うことに気づく

焦れったいような、途中でもう勘弁してほしいと思うようなスビンと

性急で荒々しくそれでも官能的なユノの行為

チャンミンはユノにはついていけない、と思いつつ
気づけばとんでもない嬌声をあげているという始末だ。

自分のどこからこんな声が出ているのか

この感覚はどこから来るのだろう

視界に入るユノの淫靡な表情からか?
身体を這う、その唇の感覚か
耳に入るその甘い吐息か

チャンミンは五感でユノを感じた


腰のあたりにあるユノの髪を撫でる

もうチャンミンは陥落寸前…

ユノがなにやら、腰骨のあたりを指で触りだした


「……なに…くすぐったいよ」


チャンミンは焦らされて、感覚がおかしくなっている

早く

早く

それなのにユノは、挑むような視線で
下からチャンミンを見上げる

「このころんとした骨が可愛いよ」

「え…骨?」


ユノはなにを言っているのか

早く…

お願いだから


その時、いきなりユノが腰骨を甘く噛んだ

「痛っ!」

「ごめんごめん…あんまりかわいくて」

「ユノ…もういじわるしないで…」


お互いが…お互いに魅了されて

堕ちていく

抗えない何か


チャンミンは感じていた


自分はもうスビンの元に…帰れない





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