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プロフィール

百海

Author:百海
百海(ももみ)と申します。ホミンペンです

続・ひだまりの匂い(14)

〜〜チャンミンside〜〜



「…………」


「あっ、あの…」


「…………」


「あのですね…」


「はっきり言わんか」


その低い声に
思わず、ひっ!と僕は息を飲んでしまう

いつまでたっても、ニガテな叔父


膝の上に置いた僕の手が震える


そんな僕をみて、叔父はふーっと呆れたように
ため息をつく


「で、身体の方はどうなんだ」

「あ!それは、はい、大丈夫です
あの、あ、おかげさまで」

「私じゃなくて、ユンホのおかげだろう」

「あ…………」


「大変だったんだぞ?
あいつはお前が施設にいるとき、憔悴しきってた。
でもな、弱音吐かずにひとりがんばってた」


「はい…………」


「で、なにか2人のことで相談か?」


「はい…そんなわけで、ユノさんにずいぶんツライ思いさせてしまって…」

「ふむ」

「恩返しをしようと思って」

「ほぅ…チャンミンが人に恩返しか」

「あの、来月のはじめに、ユノさんには内緒で
結婚式考えてるんです」

「内緒で?」

「だって、話したらまた自分で全部やっちゃおうとするし…」

「やらせたらいいじゃないか、
ユンホの好きなように」

「僕のいいようにって、それしか考えないから。
ダメなんですよ」

「あーなんかアイツらしいな」

「全部僕がやってあげようと思ってるんですよ
あ、他の人の力も借りますけど…」

「ほぅーそれで?」

「出席して…もらえませんか?」

「私なんぞが出席していいのか」

「是非!…ユノさん喜ぶと思うんです」

「ふむ」

「…………」

「顔だすだけでいいか?スピーチとかは困る」

「そんなのないんですよ。教会で式あげて
あとは店で飲み食いするだけなので」

「教会だけなら、いいぞ」

「いいの?ほんとにいいんですか?」

「ああ」

「あ…よかった!ありがとうございます!」

「………」

「とてもじゃないけど、ムリだと思ってました」

「どうしてだ」

「いや…男同士の結婚式なんて
絶対出席してくれないかと…」


「もうそんな状況は越えただろうが」

「じゃあ、認めて…くれますか?」


「思うんだが…」

「?」

「ジイさんは、認めるだろうと思うんだ」

「ジイちゃん?」

「ああ」

「そ、そうかな?」

「ユンホといるようになって
お前は変わった」

「僕、変わりましたか?」

「ああ、変わったよ。
もちろん、いい方にな?」

「あ、ありがとうございます…」

「ユンホを認めないわけにはいかない
たぶんジイさんはユンホに感謝してると思う」

「そうかも…しれないですね、うん」


「ま、あれだな」

「はい?」

「あー」

「?」

「その…」

「…?」



「幸せになれ…」



「叔父さん…」

「…………」



「ありがとうございます」

僕は頭を下げた

怖かった叔父に…

謝罪のお辞儀しかしたことなかったけれど、

はじめて感謝の意味で、頭を下げた。


叔父は照れからか
途端に忙しなくなった

「あれだ、ほら、教会だと
ご祝儀とかどうしていいかわからん」

「いや、そんなのいいんですよ
もう出席してもらうだけで、ほんとに」

「そういうわけにはいかんよ
あ、これくらい持ってけ、祝儀袋もないが」

叔父さんは財布から何枚もお札を出して
ぶっきら棒に僕に渡した。

「あ…」

「足りなかったらいつでも言え」

「叔父さん」

「なんだ」


「ほんとにありがとう」


「礼を言われるほどの額じゃないから」

「ううん、お金だけじゃなくて、
今までのこと、全部」

「全部?」


「ジイちゃんだち、亡くなってから
ずっと…」

「もういいって」


「これからもよろしくね、叔父さん」


照れくささから
まともに僕を見ることもできない叔父さん

そんな叔父さんがなんだか可愛く見えるなんて
ほんとうに僕は成長したかもね




そして、いよいよ明日は結婚式だ。


計画は順調


ユノさんはなんにも知らずに
今日も店で奮闘している。

明日、どうやってユノさんを教会へ連れていくか

ヒチョルさんやスヒョクさんと綿密な打ち合わせ
をした。

ひととおり、確認が終わって
僕は家に帰ろうとすると

ふとスヒョクさんに呼び止められた


「なんですか?」

「チャンミン、俺さ
留学しようと思って」

「え?どこに?」

「フランスに」

「は?」

「もっとデザートを突き詰めてみようかと思ってさ」

「えっ、じゃあブリュレは誰が作るんですか?」

「チャンミン、これから勉強しないか」

「ブリュレを?」

「ブリュレを含めたスイーツ全体を勉強してさ
店のメニュー増やせ。
ブリュレだけじゃいつかは飽きられるよ」

「スヒョクさん…」

「チャンミンがひととおり学んだら
俺、留学するから」

「すごい時間かかりますよ、きっと」

「そんなには待てない。だからがんばれ。」

「えーやっと色つけだけなんとかってところなのに」

「そうしたら、ユンホの隣にずっといれるぞ。
ユンホの力になれるし」

「そうでなくても、ずっといますけどね」

「あーそうか。ハハハ、悪かった」

「でも、うん、前向きに考えてみます
っていうか、やってみます」

スヒョクさんは妖艶な笑みを浮かべて
店に戻っていった。


もう獣医には戻れなくても
パティシエになら、なれるだろうか。


そんな思いをめぐらせてる僕の横で
ヒチョルさんがユノさんに電話を入れてる

「明日は市のお偉いさんとこに顔だしてから
店に行くぞ
とりあえず、いつものツナギやTシャツはやめて
スーツで来い。いいか?」

なにやら電話の向こうで、
ユノさんがブツクサ言ってるのが聞こえる

ヒチョルさんは僕にウインクをした



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「続・ひだまりの匂い」を読んでいただきありがとうございます。
明日でこのお話は最終回となります。

COMMENT

ひさびさに叔父様登場

あんにょん。
忘れかけていた叔父様ですね。この人もユノさんのひだまり人たらしパワーで、良い風に変わられた感じです。
スヒョクさん、とってもいい人になって旅立つんですね。フランスでも、モテモテ最強でしょうね〜💓
さてさて、明日のサプライズはどうなるのかしらん?たーのーしーみー(≧∇≦)

明日は二人の結婚式💒

( ゚Д゚)ウヒョーぉぉぉぉぉぉぉ
( ゚Д゚)ウヒョーぉぉぉぉぉぉぉ
( ゚Д゚)ウヒョーぉぉぉぉぉぉぉ
明日は いよいよ ふたりの結婚式💒だーーーーー♥♥♥
あたしも行くぞ〜おー🙋🙋🙋←ってヨバレテ ネェヨ(笑)♡

なんかあたしが、ドキドキ💕してる〜(笑)

それにチャンミンの叔父さんも
結婚式💒に出席してくれるし
やっぱり叔父さんは良い人だったわ(இдஇ; )
身内だからねぇ(இдஇ;
二人の長年のわだかまりがとけたのも
ユノさんのお陰なんだよねぇ〜(。,_,)ウンウン

あー明日最終話だけど 二人の結婚式💒
早く見たーーーーーーーーーい。:+((*´艸`))+:。

No title

明日が来るのが待ち遠しいような、でも終わっちゃうから悲しいような…
本当にこの二人が大好きです!
まだ謎も残っているような気がするので…又続編を、お願いしますね〜m(__)m

こんばんは〜♪♪

またまた、4話一気に読んできました〜♪♪
やっほ〜*\(^o^)/* みんなが幸せになっていく〜♪♪
チャンミンもユノの力になれる仕事をみつけれたみたいで(♡ >ω< ♡)
はじめは ユノが計画をたててた結婚式をチャンミンが仕切り直し*\(^o^)/*
『おぉ〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆そうきましたか百海さん♪♪』と思って、最終話ですが…明日の結婚式が楽しみです(;◔ิд◔ิ) ドキドキ・・・

百海さん‼︎ 27日がキュヒョンのスジュメンデビュー10周年だったんです。ちょうど名古屋ライブで、いろんな思いがよぎって、ふだんは泣かないキュヒョンが光化門を、えるぷと歌っている途中で泣いたんです(இoஇ; ) えるぷのみんなは大きな声で歌を繋いで動画を観てて感動でしたよ(இoஇ; )
あぁ〜、百海さんにもみてほしいです(இoஇ; )

初めまして

こんばんは。
初めましてkirariと申します。
いろんな方のブログから飛んで飛んでこちらにやってきました。
初めに読ませていただいたのがひだまりの匂いだったのですが、すぐにお話に引き込まれて気付けば数時間で読み切ってしまいました♪
おかげで寝不足です笑
切なくて胸が苦しくなったり、幸せな気持ちになったり、泣いたり…百海さんの世界に魅了されました。
上手く言葉で表現出来ないのですが、ファンになりました♡
こんなに良いお話を書くということは、相当の体力と精神力を必要とすることでしょう。
どうかご自身を大切にしながら、続けて頂きたいです(ちょっと矛盾してますかね…)
これからもお邪魔させて頂きますので宜しくお願い致します♡
拙いコメントですみません…(^_^;)

ユノヤァ〜

お嫁チャンが逞しくなってきたよぉ〜。恐妻MAXチャンミンができあがるよぉ〜。次回《続々・ひだまりの匂い》最強パティシエ✨チャンミン参上〜ひだまりなんて物足りない、灼熱の嫁series〜かも
叔父様イイ方で良かった❤︎。

michiponさま

コメントありがとうございます!

たしかにスヒョクさん
ヨーロッパでもじゅうぶん通じるビジュアル✨

どんなにかモテることでしょう✨

チャンミンの叔父様も
真っ直ぐなユノさんに

一目置いてる感じですよね

くみちゃんさま

コメントありがとうございます!

アタシもいくぞー!ってww

ウケました^ ^

呼ばれてなくて覗きにはいきたいですよねぇー

@@大好きさま

コメントありがとうございます!

レラ様、いつもグッジョブですね

美しいビジュアルとは裏腹な
男気のあるレラ様。

ユノさんの方向修正役に
ぴったりで、ついつい登場していただくことに
なってしまいます💦

のこさま

コメントありがとうございます!

この2人が少し歳をとった姿なども見たい気がします

倦怠期が来たらどんな感じなのでしょう

そこにまた、スヒョクさんもスパイス的に
絡んでくれるといいですね

カプリコさま

コメントありがとうございます!

そうなのです。

ユノさんが計画していたウェディングを
まさかのチャンミンが仕切り直し

そんなこともできるようになったチャンミンです✨

それにしても

ギュは泣いたんですかー💦

ギュがいままでの活動で思うことって
やっぱり事故のことなのですかねー

緩くやってるように見えて
実は観客を楽しませることに関しては
最高なパフォーマンスをみせるSJ

早くスパショにも行きたいー

kirariさま

コメントありがとうございます!

ファンとかうれしいですが
メッチャくすぐったいです💦

そんな輩ではないので
気楽に絡んでくださいね♫

私のことをきづかってくださって
ほんとうにありがとうございます!

ジェイソンさま

コメントありがとうございます!

たしかに(~_~;)
最強チャンミンになりそう〜

灼熱というと意外にラテンなおヒゲが似合ってた
イ・ユンさまを思い出します

それにパティシエとなると、
WITH婚にそんなチャンミンが登場してましたね!

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