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プロフィール

百海

Author:百海
百海(ももみ)と申します。ホミンペンです

続・ひだまりの匂い(3)

〜〜チャンミンside〜〜


僕は帰ると早速、ネットでいろんなことを調べた


読唇術を人に教えるには
手話から始めなければならないらしい

しかも、この近くには教えてくれる場所もなく
かなり遠いところまで通わないといけない

なかなか難しいな…

っていうか、そこまでして読唇術を
教えたいのかって言われると…



はぁーーー

できたら、ユノさんの店を手伝いたいのに。

ずっと一緒にいられて、ユノさんの役に立つ。

やっぱり無理なのかな

一度麻痺を経験した腕は、お皿を持ったり
お店の手伝いには向かないのだろうか。


ミィがお昼寝から覚めて僕の足元にすり寄ってくる
僕はミィを抱き上げた

ミィを抱っこするのは、なんの問題もないのにね


夕飯は何にしようかな。


野菜を刻んだり、
そんな作業もまったく問題ない

リハビリで筋力は問題ないし

僕はユノさんが思ってるよりなんでもできる



今夜は少し遅くユノさんは帰ってきた

今朝の事で、機嫌が悪い


それでもいつものように食卓を囲み
食事をとった。

僕ばかりがしゃべっている

この暗い雰囲気をどうにかしたくて
どうでもいい話を次から次へと話す僕

沈黙がこわい…


ユノさんが僕の話を中断するように
箸を置いた

「おかわりは?」

「いらない」

「じゃあ、お風呂…」

「チャンミン」


ユノさんは威嚇オーラにあふれている

僕は小動物のように縮こまった


「なんですか?」

「お前の悪いクセ」

「え?」

「そうやって、物事に真正面から立ち向かわない」

「は?」

「すぐ逃げる」

「逃げるって…何から?」

「俺の機嫌がわるいってことから」


「………」


「チャンミン、お前、稼ぎたいの?」

「あ、いや…そういうわけじゃ」

「俺、お前ひとりくらい、無理なく養えるよ」

「うん…」

「じゃなんだよ」

「…………」


僕は黙ってしまった

ユノさんに僕の気持ちを訴えても
きっとわからない


ユノさんはため息をついた


「スヒョクには言えて、俺には言えないの」

「あ…」

「スヒョクは大人だからな…俺と違って」

ユノさんの顔がとっても意地悪だ。


「ユノさん、写真撮りましょう!
最近あんまり撮ってないでしょ?」


僕はユノさんのこめかみにキスをした

それでも仏頂面のユノさん
機嫌はどうやら直りそうにない


「ユノさん…」

「…………」


「僕はなかなか変わりませんね」

「え?」

「こうやって、なにかと逃げるクセ
変わらないです。」

「…………」

「怒られるのわかってるのに話すとか
怒っている人になにか話すとか」

「………」

「やっぱり、そういうの怖くて避けちゃう」


僕はミィを抱き上げてキッチンへ行った

所詮、僕は僕のままで

なんにも成長していない

なんだか泣きそうになって
僕はユノさんを見ないで話した


「直そうと思ってるんですけど
気がつくとこういう事になってる」


ユノさんはダイニングから立ち上がって
僕の側へ来た

そして大きく腕を広げて
僕とミィをまるごと抱き込んだ

ミィがユノさんに甘えて、鼻をすりつける


「俺も全然ダメだ。本当はチャンミンのこと言えない」

「何がですか?」

「嫉妬…」

「え?」

「この異常なまでの嫉妬だよ」

「フフフ…」

「アタマに血が上るともうダメ」

「うれしいですよ」

「うれしいかよ、そんなワケないだろ」

ユノさんも笑った。。


「ごめんな、チャンミン」

「ユノさんは謝ることなんかないです」


だって、ユノさんにはいろいろ言えないのはほんとうだから。


「でも、金の事は気にすんな
何か身体に障らないような趣味でも見つけてさ」

「朝、一緒に店に行って、開店前の掃除をしてもいい?」

「は?」

「開店したら、忙しくなるでしょ?
だからその前に帰ります」

「ま、いいけど…」

「じゃあ、そうさせて?ね?」

「1人で帰るのがなぁ…目眩とかさ」

「様子が変なら、そのまま事務所に残ります
そうしたら、安心でしょ?」

「………」

「家に1人でいて、目眩がすることだって
ないワケじゃない」

「え?そうなのか?」

「だから…」

「わかった。そういうことなら、
側にいたほうがいいな」

ほんとうはほとんど目眩なんてしないけど

ごめんね、でも、ありがとう…



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COMMENT

No title

甘い♡甘いです♡溶けそう(❁´◡`❁)♡

スヒョクさん、なんかごめんね…ありがと…って感じですw

け@@さま

コメントありがとうございます!

ひさしぶりにけ@@さんのラブラブ話が
聞けたー♫

ユノとチャンミンはどうなのでしょうねぇ
仲直りなのかな。 。

ta@@@iさま

コメントありがとうございます!

このお話のチャンミンはまさに自分💦

ビジュアルではなく、中身が。

投影させちゃってます

だから思いっきり共感して
ユノさんにこう言われてみたい、なのかもしれません

苺@@@プさま

コメントありがとうございます

守られるより、守りたいひと

の表現にこちらがきゅううん💕となってしまいました

守られたい✨
でも、守ってあげたいような気もしますね

@@大好きさま

コメントありがとうございます!

方言がでておりますがWw
大ウケしてしまいました

じれったくさせてます!

日常生活の細かい心模様を
覗いている感覚で書いてますw

ジェ@@@さま

コメントありがとうございます!

わかりますー!
ほんとにわかりますー!

ほっといてくれー
って思う時ありますよね

トンペンて楽しいけれど
辛いことも多いと思いませんか?

そんなことも吐き出しちゃってください

復活したら応援スタイル変えようかなって
私も考えているんですよー

ほみんぺんさま

コメントありがとうございます

スヒョクさんの存在意義をおわかりのようで
ほみんぺんさん、さすがですw

とても、うれしいです

うんうん。

あんにょん。
なんとなく親い人に話せず、他人には率直に話せる事ってありますよねー。チャミももやもやあるけど、お掃除なんてぴったりじゃないですか❣️嫉妬してるユノさんも、いじいじしてるチャミも可愛いなぁ。あー、早くお二人に会いたいです。

michiponさま

コメントありがとうございます

嫉妬深いユノさんは
それを隠してるつもりだけど

全面にでちゃってますね💦

チャンミンはふつうのことを普通に主張してるだけなのですが。

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