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プロフィール

百海

Author:百海
百海(ももみ)と申します。ホミンペンです

同窓会へ行こう 〜後編〜




〜〜ユノside〜〜



俺は店を後にして駆け出した

ドンへの言う通りチャンミンの会場の側に店を予約してた。
バレてたけど、そんな事はどうでもいい

夜の繁華街を走り抜け
ライブハウス会場の前にたどりついた。

酒呑んで走ったからかなり気持ち悪い

でも、チャンミンが…とられちまう前に!

入り口にいた同窓会の幹事らしき人に
声をかける

「あの…シム・チャンミンを呼び出してもらえませんか?」

「マイクで呼び出しとかできないから。
なんならシムのツレってことで、入っちゃってくださいよ。
アイツ1人で来てたから。」

おいおい、セキュリティもなにもないな。
まあ、今はありがたいけど。


まるでダンスパーティのような騒がしさの中、
チャンミンを探し回った

いない…

どこだろう…


すると奥まったところに
ソファブースがあって

そこに両手で片頬を押さえうずくまる男と
立ち上がって怒りに震えるチャンミン

何があった?

可愛い顔が今まで見たことのないような
鬼の形相に変わってる

俺は恐る恐る近づいた


「チャンミン?」

はっと我に返って俺をみるチャンミンと
俺を見上げて、慌てて逃げる男。

とっさに、俺はそいつの首根っこをつかんだ

何があったかわからないけど
こいつがチャンミンを怒らせたに違いない
どう見ても、チャンミンがコイツを殴ったのだ

チャンミンが人を殴るなんてよっぽどの事だ

「ひぃーごめんなさい!」

両手で頭を抱えて俺から逃げようとする男

「ごめんなさいって、コイツなに?」

「ほっといて!その手離して」

「はあ?」

俺が手を緩めた隙に、そいつは逃げて人混みの中に紛れてしまった。

「いいのか?あいつと揉めてたんじゃないのか?」

「キス・・・してきたのっ!」

「あ?!」

「…………」

「ちょっと待てよ…キスってなんだよ。
なんでそんなことになるんだよ」

「そんなことって?」

「キスさせたのか」

「キスしてきたんだってば!」

カァーーーーッと音がするかと思うくらい
俺の頭に血が上った


「なに隙みせてんだよ、お前」

「え?」

「隙がありすぎんだろ」


俺のイライラが止まらない
いつもこんな感じでフワフワしてるから、
俺が影でいろいろ大変なんだ



「ユノ…ひどすぎない?」

チャンミンの大きな瞳が水を湛えたと思ったら
ポロポロと大粒の涙が溢れ出した

昔はよく泣いてたチャンミンだったけど
久々にその涙を見て、俺は動揺した

じっと俺を見つめるチャンミン

「僕が…悪いの?」

「いや、悪いとかじゃなくて、まずは隙を見せんなって話」

「じゃあさ、周り見て」

「周り?」

「カップルだらけでしょ
なんでかわかる?」

言われてみたら、まわりの半数くらいは基本カップルで過ごしている。

なんか同窓会っぽくないと思ったら…


「今日は、自分のパートナーを同伴してオッケーだったんだ」

え?!マジか………

「じゃあ、俺を連れてくればよかっただろ」


「合コンだったでしょう?」

「あ………」

「誘おうとしたら、呑み会あるって
すかさず言ったじゃん。
他の誰か誘えばよかった?
しかたなく僕は1人で来たんでしょう?」


そうだったのか…
この場所を把握するために、内緒で招待状みたけど
地図だけ別紙で、そのことわからなかったな…


「ユノじゃない男にキスされて、ショックうけてるのに
僕が悪いみたいな言い方…
自分は合コンで隙だらけのくせに」

涙とともに、顔を歪めたチャンミン。

マズイ…

これはマズイ。

俺に非がありすぎてどうしたらいいんだ。

謝らなきゃならないのに
この後に及んでプライドが邪魔して
なにも言えないバカな俺。



その時、会場が真っ暗になり
大きな音楽とともにアナウンスが流れた

「さあ、みなさん
今日はダンスパーティですけど、実は同窓会だったんですねー
恋人自慢や出逢いの場ではないんですよー」

周りがドッとウケた。

それどころではない俺たちにスタッフがきて

「スライドショー始まるから座ってくださーい」

と肩を押されて、ソファに座らされた

とりあえず、座る俺とチャンミン。

「みなさんから集めた、あの頃の画像をスライドショーにいたしました。
今日はカップルの方もたくさんいらっしゃいますね!
あなたの過去をここで曝けだしちゃいます!」

そして、一瞬なんの音もしなくなると
静かなピアノの曲と共に

スライドショーが始まった

次々と現れる、楽しそうな学校生活

俺はチャンミンの姿を探した

高校生の時に俺と出会ったチャンミン

中学生の時には、女の子より男の子が好きだと
自覚していたって言うからこの頃か。。

今より幼い、女の子より可愛いチャンミンが
たくさんいた。

今の方が綺麗だけれど
その笑顔はまったく変わらない。

なにが楽しいんだか
眉が段違いになって笑っている

可愛い…そして今、こんなにも愛しい


俺はなにをカッコつけていたんだろうな


俺以外とのキスは出来ないっていうチャンミン
それだけで十分だろ。


最後に卒業式は動画で映し出された

「俺とチャンミンが出会ったのは
この2〜3年後くらいか…」

「ユノは僕が初めて美容院に行った時の
担当だったね」

「シャンプーだけな?」

「フフフ…そうだね」


動画は音楽とともに終わったけど
俺たちのスライドショーはずっと続いてる

11年間もだ

俺はたまらない気持ちになった。



「ねぇ、そういえば」

「なんだ?」

「ユノ、なんでここに来たの?」

「え?!!!!!!」

「合コンなんでしょ?」

「あ………えっと…」


そこでまたいい感じのバラードが流れてきた

「さぁみなさん、楽しかった同窓会も
そろそろお開きです♫
最後はカップルでしっとりと音楽に身を委ねてください。
相手がいない人はほら、その辺の独り者をつかまえてね♫」


MCグッジョブ!


「とりあえず、フロア出ようぜ?」

「ユノ……」

俺はチャンミンの手を引いて
フロアに出た

みんなカップルでダンスというより、
ただ抱き合ってるだけ

だから、俺も手を引いて
チャンミンをそっと抱き寄せた。

恥ずかしがるチャンミンが超絶かわいい

そして、俺の肩に手を乗せて
そのまるい頬をあずける

「ユノ」

「なんだ?」

俺はそうしていても、
ここに来ている言い訳を懸命に考えていた

「今日、ここに来てくれてありがとう」

「あ、そ、それは、あの…」

「理由なんかどうでもいい」

「チャンミン…」

「ありがとう
ユノと来たかったから、うれしかった」


可愛くて泣けてきそうだ


「………チャンミン、俺さ」

「ん?」

その可愛いバンビアイが俺を見つめる

「俺さ…お前を取られるのがいやだったんだ」

「は?誰に?」

「初恋のヤツとか、いろいろ
お前、モテるからさ…」

チャンミンはびっくりした顔で
固まっている

「僕がモテる?」

「そうだよ、俺、実は気が気じゃないんだよ、毎日」

「あの…僕がモテるなら
ユノのモテっぷりはなんて言うの?」

「は?なにが?」


チャンミンはため息をついた…

「みんながユノを狙ってるから、
僕だって気が休まることがないんだよ」

「え?誰もなにも言ってこないぞ?」

「僕が片っ端から牽制してるからだよ!」

「あ、それ俺も!」

「え?マジで?」

「あ………うん…」

「え?ユノがやきもち?ありえない」


今度は俺がため息をついた…

俺は今まで、大きく間違ってたかもしれない…


突き放して追わせるんじゃなく
しっかり捕まえとかなきゃいけなかった。

「僕なんか、ユノに飽きられないように
しょっちゅうヘアスタイルも工夫してさ」

「そ、そうなの?」

「プロなのに、わからなかった?」

「そのままを愛してるから、そんなことは…」

「え?なに?もう一回言って!!!!」

「あ、え?なにを?」

「音楽終わる前に言って!
そのままを、なに?!!」


必死なチャンミン…

へんな小細工や演技しなくたって
ありのままの俺でも
お前はそばにいてくれるのかもな。


「愛してるよ、チャンミン
出会った時から、ずっと愛してる
チャンミンに夢中なんだよ、俺」

「じゅ、11年間も?…」

「ああ、そうだよ。」

チャンミンの目からブワッと涙があふれた

「今まで、どうして…」

「カッコつけたかったんだよ
カッコよくないと、お前に飽きられると思ってた」


「誕生日だって、2人の記念日だって
いつもつまらなそうで…」

「実は何日もかかって、店選んでたんだ
ロケハンしたりして」

「えーーー?!ほんと?」

「さりげなくいい店知ってる風で
その方がカッコいいかなって。」


「ユノ…僕も…そんなユノにウザがられないように
もう必死だったよ。

ベタベタしたら、いやがるかなって
いろいろガマンしてたんだ」

「そうだったのか?!」

「これからは、うんと甘えていいってこと?」

「チャンミン…当たり前だ…
甘えさせてやるよ、いつでも」

「うれしい!ユノ大好き」

とっくに音楽は終わっていたけれど
チャンミンと俺はフロアで抱き合っていた

そんなのは誰も興味ないようで
半分は帰りはじめていた


よし、決めた…

これからは、クールじゃなく包容力のある男だ
いつでもチャンミンを甘えさせる
そんな男をめざすぞ!



「チャンミン、キスしてやろうか?」

きまった!ナイス俺

「ユノ…うん…キスしてほしい」

俺はそっと、チャンミンのアゴを指ですくい
その期待でいっぱいの唇にキスをした。

すかさず、チャンミンは俺に抱きついて
更に深く口づけてきた


「チャンミン、ちょっと…」

俺はチャンミンの肩を離した

「なに?」

うっとりと、まだ口づけの甘い夢の中のチャンミン


「舌入れたりするのは、俺からだから」

「は?」

「そういうのは、俺から!」

「………」

なぜか絶句していたチャンミンは
フッと微笑んで

「はい、舌を入れるのはいつもユノからね?」


そう。チャンミンよくできました^ ^



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同窓会へ行こう 〜前編〜




〜〜ユノside〜〜



<同窓会のおしらせ>

ある日、チャンミンにそんなものが届いた


ふぅーん、同窓会ねぇ

あんまり面白くない




「行くの?これ」

「行くよ!だって企画がね…」

「いいねぇー昔のカレシとか来んだろ?」

「え?ああ………どうだろね」


「俺、その日、呑み会だなー
店、かぶんないようにしよ」

呑み会なんて、なかったけど
これから企画してやる

「そうなんだ…ユノ、その日出かけるんだ」



その後、初恋の相手(もちろん男)が来ることになったとかで

チャンミンは大はしゃぎだ。

その日を待ちわびて気もそぞろ。


嫉妬?
もうそんなものはない


付き合いはじめて11年
チャンミンが大学を卒業するのを待って
一緒に暮らし始めて6年目の同棲生活


お互いの存在が生活の一部になってしまって
もう当初のトキメキは失われつつある

俺は美容師からヘアメイクアップアーティスト
として成功し

仕事だって今、面白くて仕方ない


もうお互いそれぞれの世界を大事にしよう
なんて話を2人でよくしている。

だから、人見知りだったチャンミンも
モデルの仕事をはじめて
どんどん自分の世界を広げている。

俺の手のひらの上で自由に遊ぶチャンミン
俺は余裕でチャンミンを解き放している


だけどね

本当はそんなのポーズなんだよ


お前は知らないだろうけれど


モデルなんて華やかな世界にいて
その大人しい性格とは裏腹なビジュアルに

どれだけの輩が群がろうとしているか

それを影で片っ端から牽制しているのは
俺なんだよ。

だけど、そんなことチャンミンには言えない

実はいまだにお前に夢中だなんて
そんな事、顔には絶対に出さない

俺のプライドが許さない。

あくまでも、「余裕のユノ」ってことで。


そんな風にカッコばっかりつけてるせいか
夜がヤバイ

クールに振舞うストレスが爆発

もうガッツいて止まらない俺

チャンミンが愛おしくて可愛くて
これでもかと攻めてしまう…


しかもあくまでも、仕方なく抱いてやってる、のテイで…


俺ってバカだ


自分の方が翻弄されて、
溺愛して、溺れているのに

つきあって11年目
冷めることのない想いが、すでに恥ずかしい


初恋の相手にはしゃぐチャンミンを刺激しようかと
俺はあえて、その日に合コンを設定した

ほんとにバカな俺…


だけど、初恋の相手に会う楽しみを
あんなに堂々と俺に見せるなんて…


もう俺のこと、恋人として見てないってことか…




〜〜チャンミンside〜〜



<同窓会のおしらせ>


そんなのが僕に届いた

中学校の同窓会?

へぇー懐かしいな

封を開けて読んでみると
なんと、スペシャル企画で

伴侶の同伴オッケーなんだ!


ライブハウスを借り切ったものの、人数が集まりそうになく、そんな話になったらしい


独り者は独り者同士、ダンスなどどうですか?
だって。

ダンスってなんだよーいつの時代だ?


同級生に連絡をしたら
みんな彼女や奥さんを同伴するって。

レトロなダンスタイムを楽しみにしてるらしい


僕はユノを誘おうと思ったのに…

…呑み会だってさ。

僕の同窓会なんて興味ないよね。


ま、1人で行くか。


なにやら昔の初恋の相手も来るらしいけど
前にチラッと会ったことがある

こんなのが好きだったのか?!

と自分の過去を呪いたくなるほどに劣化した彼

っていうか、ユノがカッコ良すぎるんだ

もう11年も付き合ってるのに
いまだにドキドキすることが多くて

どんだけ僕はユノに夢中なんだと
いいかげん、自分でもイヤになる

ユノはモデル仲間からもモテまくっていて

怪しいヤツには影で辛辣に釘をさしたりと
僕の心は落ち着く暇がない


でもいまだにユノにトキメいてるなんて
知られるワケにはいかない。

だって、ユノはもう僕にはほとんど興味がない


仕事も成功して忙しいし、仲間も多い。

自分の世界を大事にしろって言われてる
僕の世界なんて、ユノだけなのに…


だから、僕もそんなフリをしている

いまだにユノしか見えないなんて
ウザがられるだけだ。


そんなクールなユノだけど
夜だけは豹変するんだ///////

もう、雄っぷりがハンパない

結局のところ…僕は性欲の処理のためだけ?
カラダだけってやつ。

わかっていても

その状況になると僕も快楽に溺れて
ユノに溺れて…流されてしまう…


そんなユノは僕に嫉妬なんかしないって
わかってるけど

同窓会に初恋の人が来るんだと、はしゃいでみせた
少しは気にしてくれるかな、なんて…

はぁーーっ なんか虚しい…

しかもなんと!

ユノはその日、ただの呑み会じゃなくて
合コンだって!


もうかなりお互い別々の生活だけど
合コン行くなんてはじめてだ。


僕が初恋の相手を楽しみにしてるフリを
いくら大袈裟に見せても

なんの反応もない…

合コンの設定や店の予約で
はしゃいでいる


もう、僕はユノに昔ほどは愛されてないんだろうな。



悶々とした日々を過ごし
いよいよ同窓会の日


寂しい気持ちを胸に
同窓会の会場へやってきた


なんども行くのをやめようかと思ったけど
合コンに燃えるユノをみて、なんだかくやしくて。


そこは
昔のアメリカのダンスパーティ風に
設えたライブハウス

同窓会っていうより、ダンスパーティだな。


主催者の元クラス委員と握手を交わした


「これってなに?ダンスパーティ?」

「ハイスクールの卒業パーティがテーマだよ」

「へぇー面白いね」

「なんだよ、チャンミンひとりなのか。
お前、モデルやってんだってな?
今夜はお前、引っ張りだこだろうなぁ
ま、楽しめ」


楽しむさ

今頃ユノだって、可愛いモデルの女の子たちと
楽しんでるんだから


そんな風に思ったら
胸がキューっと痛み、涙が出そうになった。

そんな僕に
ひっきりなしに男女問わず誰かしらやってきて
下心いっぱいに絡んでくる

「元気?覚えてる?よかったら…」

「1人で来てるなんて意外だね!
今、フリーってこと?よかったらさ…」

よかったら、よかったら、よかったら!

ああ、うるさい。
全然よくないんですよ


やっぱり帰ろうかな

元々、こういうところは苦手なんだ

ユノに認められたくて、いろいろ頑張ってるけど
華やかなところなんて、本当は好きじゃない

今頃ユノは…
誰か心ときめくコに出会ったりしてないだろうか


「浮かない顔してるね?」

ハッと顔をあげると
まさかの初恋の相手…

「あ…」

「久しぶりだね。元気だった?」

「あ、うん…」

コイツはどうやら自分がかなりイケてると思ってるらしい。

「なんかさ、俺がチャンミンの初恋の相手ってことで、みんなに冷かされちゃって」

「あ、ごめんね。」

「いいんだよ、謝ることないさ。
逆にうれしいよ。今日を楽しみにしててくれたんだろ?」

「えっと…」

「すごく綺麗になったね
その辺の女より、うんと綺麗だ…」

そう言って、テーブルに置いた僕の手に
そいつは自分の手を重ねた。

ゾッとして、すぐ手をひっこめようとしたら
その手をつかまれてしまった。

いやだ…

こんなにもユノ以外の人に触れられるのがイヤだなんて…

僕はやっぱりユノしかイヤだ

ユノ…





〜〜ユノside〜〜


ドンへが俺に耳打ちする

「ユノ、顔が怖い」

せっかくの合コンの席
なんだよ、俺は楽しんでるんだぞ

楽しんでる…

楽しんでるはず…

だって、チャンミンだって今頃
楽しんでるんだ、初恋のヤツと、うん。


だから、俺も楽しむ!

目の前には可愛いモデルの女の子たち

髪をキレイに巻いて
隙なく施されたメイク

そのまつげも瞳の色さえ自前ではない
きっと素顔は全然違う顔だ。

チャンミンなんか、全部生まれたままなのに
メイクなんかまったくしなくったって
あんなに可愛いんだぞ

って…俺は何だよ

楽しめ!ユンホ!


気を取り直して、
目の前の女の子に微笑みかけてじっと見つめた

そのコはパァーッと顔が輝いて
ニッコリ微笑むと、少し下を向いて照れてるフリをした。

こういう時、チャンミンは…

っと、もう止めろ、俺!


そんな悶々とした状態で
あんまり呑めない酒をかなり飲んだ

女の子たちが「ユノ大丈夫?」と言いながら
カラダにまとわりつく

ドンへたちは俺の様子を見ながら爆笑している

あー楽し!楽しくて仕方ない!!!


「チャンミンなんて、初恋ヤローのところへ
行っちまえ!」


俺は誰に向かって何言ってんだか

もうメチャクチャだ


だって…チャンミンが…俺のチャンミンが
初恋ヤローにとられちまう

俺が、カッコつけてるから…

冷めたフリしてるから…


たまにチャンミンが傷ついたような顔をしてるのを
俺は知ってた

でも、最近はそんな顔をすることもほとんどない


チャンミンに追わせる立場でいようとしたバカな俺

本当にチャンミンだって
冷めちゃったんじゃないか?


俺はこんなに大好きなのに…

チャンミンに夢中なのに



大騒ぎの俺の肩を、呆れたようにドンへが両手で押さえる


「ユノ、ここはいいから
お前、チャンミンのところへ行ってこい」

「は?何言ってんだか」

「わざとチャンミンの近くに店予約したんだろ、ここ。」

「たまたまだよ…」


「なんとかヤローにとられちまってもいいのか?」


「今からどうしろって言うんだよ。
奪いに行くなんてカッコ悪いことできない」


「ユノが奪いに来てくれたら
メチャクチャかっこいいぞ」

「………」


「チャンミン、惚れ直すぞ?」


「惚れ直すと思うか?マジで?」


「ああ、行ってこい」


俺はドンへに背中を叩かれ店を後に駆け出した。
チャンミンに向かって


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