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プロフィール

百海

Author:百海
百海(ももみ)と申します。ホミンペンです

片想い〜あとがき〜


百海です。

「片想い」ここまでお付き合いいただき
ほんとうにありがとうございました。

このお話は「声」の続編なのですが
今までで、こんなに書き直しをしたお話はない!
というくらい書き直しをしました💦

続編を描こうと考えたのは
やっぱり「声」が悲しすぎたから、というのが率直なところです。

残されたユノさんがどうにもかわいそうで。
チャンミンを見送った後、幸せになるのは
やはり難しかったのではと。
それでも1人頑張って生きたのだろうなぁと。

そう思ったら、どうにかしてあげたくなってしまったんです。

「声」の2人は想い合って、愛し合って
ほんとうに幸せだったのですけれど
なんでもない穏やかな日常を送ることは叶わなかったんですね。

普通にくだらないことで笑い合い
どうでもいい事でケンカする。

かけがえのない日常生活が
どれだけ幸せなのか

「声」の2人はよくわかっていたのだと思います。

毎日必死で愛し合って
その後のユノさんはどれだけ虚しく寂しかっただろうと、そしてそれを見守るミノも辛かったと思うのです。

そんな3人を幸せにしてあげたくて描いてみました。

エピソードも種明かしをあからさまにすることなく
各所にいくつか散りばめて、「声」と繋がるように描いてみました。

輪廻転生について何かで読んだ時に
前世での思いをこの世で解決させる、みたいな事が書かれてあり、なるほどと思った記憶があるのですが、
「声」での不幸な生い立ちのチャンミンが
心に傷を持つ子供たちのケア、という仕事につくところなど、こういうことかな、と私なりに考えてみました。

ユノさんも前世と同じ、愛する人を亡くすという経験をしますけれど、今回はそれを乗り越えることができたという意味で、やはり人生って試練あって当たり前なのかな、なんて思いました。

そして、毎回登場(笑)のテミンくん。
今回は可愛い5歳児でした。

チャンミンと5歳のテミンが
お揃いのスタイルで展開するアパレルのパンフレット。
どうかリアルでも手に入れたいところです(笑)

そして、いつもながら
この稚拙な文章で、自己満足な展開のお話を
毎日読んで応援してくださって
本当にありがとうございます。

秋から冬にかけて、ま、今もそうなのですが
なかなかうまく行かないことが多い生活を送っています。

それでも、仕事帰り
スマホを見るとたくさんの方が応援してくださっていて、

それはお話へのポチだとわかってはいるのですけど
自分自身にポチをもらったような気がして
なんだか胸熱な日々でした。

何人かの方に同人誌化のご希望もいただいて
思わずお風呂で泣いてしまいました。

ま、それは別としても
私の妄想は留まることを知らず

先日、有名な占い師の方に
「妄想癖がありますね」と言われ
「はい」と答えざるを得ませんでした(笑)


今度はユノさんをちょっぴり片想いさせたいかな
と思っています。

ドラ息子のオラオランホと、
スィーツヲタクのチャンミン。

まったく接点のない2人。

ドラ息子をカテキョーすることになった
チャンミンのお話。

またシム先生ですね。

もうその後も決まっているのですが
それはまた後日。。


毎日、今季最強の、という寒波がやってきて
ほんとうに寒い毎日です。

みなさまインフルエンザなど罹っていないでしょうか?
どうかご自愛くださいね





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片想い(完)



僕はテミン

15歳

ソウルから1時間くらいの地方都市に
アパレル会社に勤める父と
地元で保育士をしているシム先生と一緒に住んでいる。

父はいくつかの店舗を任されて大忙しで
シム先生は地元の特別な保育園で虐待などで心に傷を負った子供のケアをしている。

僕はというと

来年の春のデビューに向けて
学校が終わると毎日レッスンに明け暮れる日々。

この田舎からソウルへ通うのは厳しいけれど
夢が叶うんだ。なんてことない。

来春は1人でソウルへ引越して、高校もソウルになる予定。
もう少しの辛抱だ‥‥

僕は小さい頃からずっと父の会社のモデルをしていた。

それが芸能事務所の目にとまり、っていう流れで
僕の夢が叶うことになったんだけれど

デビューにあたり、抹消しなくてはいけない僕の汚点がある。

それは僕が小さい時、嬉しいことがあった時によくやっていたという「うれしいときのおどり」

あの変なクネクネとしたわけのわからないダンスを
父とシム先生は映像として保存し、とても大事にしているようなのだ。

将来バラエティ番組などに出ることになったら
絶対にアレを出されるに違いない。

それは本当に困る。

消してしまうしかない。
少しはマシなものはとっておいてもいいけれど
一番ヒドイやつは消してしまおう。

僕はそう思い、こっそりとその映像を確認した。

それはちょうど10年前、
僕の5歳の誕生日のやつだ。

きちんと全部見た事はないけれど、
たぶん、これが一番ひどい。

だって、父達は2人でよく見ているのがこれだ。

再生を押すと、まずホームパーティのような映像があらわれた。

あー踊ってる踊ってる

身体を変にくねらせて、やたら嬉しそうな僕。
シム先生や叔母さんがお腹を抱えて笑っている。

このパーティで父はいない。
この頃何かトラブルがあって、父は身を潜めていたはずだ。

たぶん、父に会えるということで
僕は踊っているのだろう

そして、踊る僕のそばには
今度同じグループで一緒にデビューすることになったオニュが大声で歌を歌っている。

こんな映像をプロデューサーに見られたら
僕たちのデビューはきっと白紙だ。

これを見て気づいたけれど

これは‥この家ではない。

あ、そうか。
このすぐ後にここへ引越したから。

この家に引越してきた頃の事は
なぜかよく覚えている

なぜって、僕は当時通っていた保育園が大好きで
そこを離れるのが嫌だったからだ。
仲良しのオニュと離れるのも嫌だった。

それでも、シム先生は僕と暮らしたいと言ってくれ
僕と離れたくないと言ってくれた。

僕はそんなシム先生の気持ちが嬉しくて
この家に引っ越すことにした。

よく考えたら、僕はなぜ保育園が好きだったかって
シム先生がいることが大きかったし。

それにシム先生は言った

「繋がっている相手とは、何があってもまた出会えますよ」って。

その通り、オニュとは芸能事務所でばったり会って
本当にびっくりした。

しかも同じグループだなんて!

そしてあの誕生日の翌日
僕とシム先生はこの家に来たんだ

「嫌だったら、戻れるからね」

シム先生はそう言ってくれたけど

僕はこの家に庭があることに驚き、喜び
すぐさま庭に飛び出した。


もりがおにわだなんて

さいこーだ!


たぶん、庭でまたあの「うれしいときのおどり」を
踊ったはずだ。

5歳の僕にとって、その庭はとてつもなく広く
木々の根元には松ぼっくりがたくさん落ちていて

夕暮れまで遊んでいても飽きなかった

ある一本の木の上に、鳥の巣箱があって
その横にシム先生が作ってくれたような松ぼっくりの人形が2つ、仲よさそうに並んでいた。


あのとき、リビングから
潜んでいたはずの父が現れて

僕は靴も脱がずに庭からリビングに駆け込んで
笑顔の父に飛びついた

会いたかった父‥‥

いつも強くて頼もしくて明るくて
たまに厳しい父。

僕は父が大好きだった。
父といれば何も怖くなかった。

その横で涙ぐむシム先生‥

夏休みにはオニュを泊まらせることを条件に
僕は引越しをオーケーした。

僕たちは家族のようで家族ではなく

僕はよくまわりから
「お母さんは命を顧みずあなたを産んだんだから
もっとがんばらないと」

とよく言われていた。

でも父もシム先生も「気にしなくていい」
と言ってくれた。

「お母さんはテミナが可愛くて、テミナと会いたくて自分で産むことを選んだんだよ」

だから、思うように生きていいし
休みたい時は休んでいいんだと。

2人ともそう言ってくれた。

僕たちは1年に1度、母のお墓まいりに行く。

その時は「産んでくれてありがとう」と言いなさいと言われていた。


帰る家がそんな感じでいつも温かく
僕の家族が普通と違う形だったとしても
そんなことはどうでもいいのだ。

父とシム先生がどういう関係なのか
うすうす僕もわかっている。

いつもお世話になっているテファンさんや
シウォンさんを見ていれば

恋愛にはいろんな形があるものだと
それは知っていたし。

でも、2人はいつも仲が良く

たまに父はシム先生に「ユノ!もう底なし!」
と怒られているけれど

父はニヤニヤと笑っているところを見ると
大したケンカではないのだろう

何が底なしなのかは、わからないけれど。

きっと、こういうのを幸せ、というのかもしれない。

ここに引越して間もないころ
僕は誰かに幸せそうだ、と言われたことがある。

家の門の前で父の帰りを待っていた時
1人のお爺さんが僕に微笑みかけた。

その人は優しく大きな瞳をしていて、とても背が高く、それでも笑うとお爺さんなのに可愛かった。

その人は家を楽しそうに眺めていた。

「本当によかった。君がとっても幸せそうで」

「しあわせって?」

「大好きな人と一緒にいられることだよ」

「だったらぼくはしあわせだよ?」

「そうでしょう?」

「だってパパとシムせんせいとくらしてるから」

「最高の幸せだね?」

そしてそのお爺さんも幸せそうに立ち去った。

僕は思い出した。

シム先生から、知らない人と話してはダメだと言われていたんだ。

誰から話かけられたら、すぐにシム先生のところにおいでと。

僕は、急いで家に入ったけれど

シム先生が部屋に見当たらなかった


その時、僕は不思議な体験をした。


ふと窓の外、あの森の庭を見ると

「パパ?‥‥シムせんせい?」

2人にそっくりな2人が庭にいた。


僕は窓に近づくと

庭には雪が降り始めていた


その木々の中で

父に似たその人は、先生に似たその人を抱き上げて
2人で空を見上げていた

抱かれている人は毛布に包まり、その人の肩にしっかりと掴まっていた。

そして幸せそうに微笑み空を見上げ、
細い腕を雪に向かって伸ばしていた

抱き上げるその人は
その細い手の先を見つめて微笑んでいた

雪が降ってきて楽しいのかな?
その時の僕はそんな風に思っていた。


2人とも空を見上げ、笑顔だった

さっきのお爺さんが言ってた

しあわせってやつだ。



だんだん雪が降ってきて
その2人は雪の中に消えていった


今思うと本当に不思議で

もしかしたら夢だったのかと思う。



ふと気づくと、
見ていた動画はもうこの家の景色になっていて

父と出会えたことがうれしくて
またもや「うれしいときのおどり」を踊っている僕が映っている。

しあわせってやつだ。


僕はなんとなく動画を消し去ることなく
そのまま保存した

きっと2人は僕がソウルに行ってしまっても

この家でずっと仲良く暮らしていくのだろう


僕は嫌なことがあったり、

心が疲れたら

この家に戻って羽を休めようと思う。


2人にテミナと呼ばれ
ここまで慈しんで育ててくれて

本当にありがとう


庭を見ると今年はじめての雪が降りはじめていた









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百海です。

「声」からここまで長い間読んでいただいて
本当にありがとうございました。

明日はあとがきになります。

片想い(46)



翌朝、ユノはお粥を作ってくれた。

「熱は下がったみたいだな。喉は?」

「ちょっとイガイガするけど
大丈夫みたい。」

「そっか。じゃあ少し丘の方を散歩するか。
そこまで車で行けるし」

「うん、楽しみ!」

素直に喜ぶチャンミンにユノは目を細める

「チャンミン、そうやって甘えてくれて嬉しいよ」

「え?あ、甘えてるわけじゃないけど…」

「あ!いいんだって!そのまま甘えてて」

チャンミンは恥ずかしくなって下を向いてしまった

その姿もまた可愛くて
ユノは頬が緩みっぱなしだった。

外へ出るとかなり寒い
天気もいまひとつで、余計に寒く感じる

ユノはチャンミンの首に自分のマフラーを巻きつける。

ほとんど顔はマフラーで埋まってしまい
その大きなバンビアイだけが覗いている。

「こんなに巻いたら…」

チャンミンはクスクスと笑う。

「いいんだよ。喉が痛いんだから
温めないと」

こうやって一緒にいるんだから
もう十分に温かいよ、ユノ。

こんな風に2人でいられるなんて
僕は夢をみているみたい。

風邪をひいた僕を何かと構うユノを
じっと見つめた

「チャンミン、そんな目で俺を見ない」

「?」

「車の中でナニかしちゃいそうだ」

「フフフ…いいよ、ナニかしても」

「事故っても知らないからな」



車で丘の上まで行くと
いよいよ雪が降ってきた

「ねぇ、雪!」

「あ、本当だ。降ってきたな」

「これって僕たちの初雪なんだよ!」

「あ、そうだ。いい事ありそうだな。」

「え?幸せになれるんだよ。」

「そうだっけ」


木を何本か切ったようなスペースに
車を停める

「ここだったんだよぉ、気に入ってた家」

ユノはその家を見るなり悔しそうに言った。

白くて瀟洒な一軒家だった。

古そうだけれどスッキリとした造りで
いかにもユノが好みそうな感じ。

「ああ、ここかー残念だったね、ユノ」

「仕方ない。もっと駅に近い便利な方にするかな」

「ちょっと散歩しよ?」

「ああ」

ユノはチャンミンの肩を抱いて、少し歩く

「具合悪くないか?」

「大丈夫!」

「喉は?」

「まだちょっと痛い」

「それ、咳出てくるぞ、きっと」

「そうかな…」

「頭はまだズキズキするのか?」

「………」

「?」

「……」

「チャンミン?」

「………」

「どうした?」


チャンミンは立ち止まり、
真っ直ぐにどこかを見つめていた。

ユノはその視線の先を追うと
それは一軒の家だった。

「オープンハウス SALE」

と出ていて、誰もが中を見れるようになっている。

「チャンミン?」

「あの家…中を一緒に見てもらってもいい?」

「ああ、いいよ」

2人がその家の玄関に近づくと
中から不動産会社の営業が出てきた。

「いらっしゃいませ。ご自由にどうぞ」

歳の頃、50代くらいの感じのいい穏やかな営業だった。

「中を見せてもらうだけなんですけど」

チャンミンが戸惑いながら尋ねる。

「もちろん、いいですよ。
なにか質問がある時は声をかけてくださいね」

あまりしつこそうな感じではなくて助かる。


ユノはチャンミンの後からその家に入り
玄関からリビングに続く短い廊下を歩く

そして、リビングのドアを開けると

目に飛び込んできたのはその借景だった。

庭に面した窓は天井から床までの大きな掃き出し窓となっていて

外の森の景色がまるで大きな1枚の絵のようだ

ユノは足が止まった

同時に息もとまりそうだった

なぜなら

ユノはこの景色を知っていたからだった。

でも、いつ見た景色なのか思い出せない。

チャンミンもこの景色に魅入られてるようで
同じように動けずにいる。

この白い壁も暖炉に似せたつくりの暖房も…

チャンミンは営業の男に問う。

「この家は誰が売りに出しているのですか。」

「ソウルでバーを営んでいる方が
いろいろと身辺整理をされるとかで、お店もこの別荘も売りに出されているようです。」

「古い家ですけど、元々どなたの家なのですか?」

「えっとですね。」

男は手持ちのファイルから、資料を探した。

「えー元々、中小企業を営んでいた方が別荘として新築で買われて、その後、ここを住まいとされていたようですね。」

「寝室へ行くのに、階段がスロープになっているのはどうして?」

「あーそれはですね」

突然、営業の男が気まずそうになる。

「あの…実はご病気のご家族の療養のために
ここはリフォームされているんです」

「病気?」

「えっと、実は…ホスピスのような形で
いらしたはずです」

「ホスピスって…」

「えー、はい。あ、でもですね、
ここで1人亡くなられたとか、そういうのでは、ないんです。」

チャンミンはその話を聞いて
なぜか固く目を閉じた

「なので、決して事故物件ではないのですが
気にされる方も多くて…
いい環境でいい建物なのに、なかなか買い手がつかないんです」

その話を聞いていたユノが、今度は質問した

「その後はどうされたんですか。
残されたオーナーの方」

「えーっとですね。
そのあたりはわかりませんけれど
今のオーナーの方が手に入れられたのは
33年くらい前ですね。」

「33年前…」

「間に弁護士の方が入っているようで、たぶん
身辺整理か遺品整理に今のオーナーの方が譲り受けたのではないでしょうか。」

「以前のオーナーの方は亡くなったってことですか。」

「そこまではわかりませんが。
直接取引されたわけではないようなので
それも考えられますけど」

「だけど…」

「ユノ…」

「……」

「もう、いいよ。ね?」

ユノは不安な表情でチャンミンを見る

振り返ったチャンミンは優しく包み込むように
ユノに微笑みかけた。

ユノはチャンミンに近づいて
優しく後ろから抱きしめた。

営業の男がその様子にびっくりして、少しあたふたとした後、別室へ消えていった。

チャンミンは後ろからユノに抱きすくめられ
2人は大きな窓の外、雪が降りしきる庭を眺めていた。

なんの音もしない、静かな景色

森の木々と降り積もる雪


2人が同時に感じた想いは時を超え
今そこにある現実のようにしっくりと心に染みた。


いつか、誰かが、どこかで

一緒にいられることが幸せだと感じ
満足に物語を終わらせることができたとしても

悲しい運命に抗えなかったその想いを
僕たちが繋いでいけたら

なんでもない普通の毎日を
一緒に過ごす幸せ

ユノはスヨンにそれを教わり、
チャンミンは片想いからそれを学んだ

そして出会った2人の
心の奥深くで感じた絆を

信じて大事にして行きたい

誰よりも愛するユノと
誰よりも大事なチャンミンと

ずっと一緒に…


2人とも言葉を交わしたわけではないのに
そんな想いが心に溢れる


「ねぇ、ユノ」

「わかってるよ」


ユノは優しく微笑み、後ろからチャンミンの耳にキスをして営業に話をしにいった。



チャンミンはユノが仕事に行く時に
そのまま駅から電車に乗って帰ることにした

「ほんとに大丈夫か?」

「今なら、夕方には着くから
その方が身体にいいかも。」

「そうか…」

「だって、いろいろ忙しくなりそうだしね。」

「ああ、そうだな。」

「再来週はテミンくんの誕生日だけど」

「この家でやろう」

「え?まずは、テミンくんにも話をしないと」

「何も言わずにテミンをこの家に連れてくる」

「誰かを呼ぶって言ってたし
それと、あ、これは内緒だけれど、
ユノはソンミさんのプレゼントってことになってるから」

「なるほど。うん、じゃあそんな風に考えとく。
俺はパーティには行かれないって話で終わってるから」

「?」

「俺はこの家で待ってるよ」

「わかった。そういうことだね。
でも、テミンくんがこの家嫌だって言ったら?
転園したくないとか言ったらどうするの?」

「それはその時考える。
でも、そんなこと言わないと思うんだ。
そう思わないか?」

「……」

チャンミンは暫し考える仕草で
指を唇に当てたりしていたけれど
何かふっきれたように笑顔になった。

「うん…そうかもしれないね。
あ、電車来ちゃうからもう行くね」

「気をつけろよ。」

「うん、大丈夫」

「じゃあな」

「連絡するね」


今までモヤモヤとしていたものが
なんだかストンと心に落ちて来て

2人はもう、何も考えまいと思った。





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百海です。

たくさんの方に読んでいただいて
応援してくださって本当にありがとうございます。

明日は最終回となります。

片想い(45)



ユノの住まいは、
静かな住宅街の中にポツンと建っている3階建。

一応マンションと名前がついている集合住宅だった。

このマンションより高い建物は見当たらない町

2人はふざけ合いながら、階段を登る

「エレベーター無いんだね」

「いいんだよ、3階建なんだから。」

「夜だからわかんないけど、なんかいいところ」

「昔は別荘地だったんだよ
ソウルからも1時間くらいで来れるから
週末だけこっちで暮らすって人も多かったみたいだな」

「そうなんだ」


さっきまで拗ねていたチャンミンは
キスの後、甘えモードになっている。

いつもの敬語ではない口調が
ユノにとっては可愛くてたまらない。

そこを突いてみたかったけれど
チャンミンが途端に敬語になってしまいそうで
やめておいた。

いつもは思慮深そうな佇まいが
今夜はどこかはしゃいでいて…

子供のような笑顔を向けられて
正直ユノは理性のコントロールに限界を感じていた

今まで、チャンミンはいろんな我慢をしていたのだろうか。

自分は片想いだと認める気持ちが
言いたいことを自制してしまったのかもしれない

それが少し解放されて
こんなに可愛くなってるっていうのか…

そのいじらしさがユノの炎に拍車をかけた。

部屋に入ると、もうユノはたまらず
靴も脱がぬまま、チャンミンを壁に押し付けて
襲うようにくちづけた。

「ん!」

いきなりのユノの責めに
チャンミンはうまく呼吸ができずもがいた。

全身でチャンミンを貪ろうとするユノの逞しい肩を
少し強めに掴んでみたものの、
脇腹から手を入れられて、その力もあっという間に緩んでしまった。

少し解放されたくちびるから
「靴…」と言葉を発したものの

またすぐにそれは塞がれ
やがてチャンミンの身体の奥にも熱い何かが灯る


大好きな…

僕の…

「ユノ…さん…」

その言葉にユノの行為が止まる

「?」

「なんだよ…」

荒い息遣いをするユノの瞳は壮絶な色気を放っている

「ユノって…呼んでくれるんじゃないの?」

「あ…」

「呼んで?俺の名前…」

そう言うと、ユノはチャンミンの頭を押さえ込んで
耳からうなじを執拗に責めた。

チャンミンはその名前を呼ぶよりも
先に喘ぎ声がでてしまい…

それでも

「ユノ…大好き…」

やっと…ひとこと言えた

まるでそれが合図のように

そして、そこは玄関だというのに…

チャンミンにはユノを止めることはできなかった
というより、

チャンミンもそれを受け入れることを
堪能してしまった…


「信じられない…まだ靴履いてるのに」

チャンミンはブツブツ言いながら
脱がされたシャツを手に、ブルッと震えた。

「熱い風呂入ろう」

まだよろめいているチャンミンと違い
ユノはもうスタスタと風呂に湯を張りに行った。

「その前に暖房お願い」

チャンミンはシャツを着込み、震えた。

2人で風呂に入り、

まったく衰えることのないユノの責めに
なんども鳴かされて

チャンミンはベッドでぐったりとしていた。


ユノは小さなキッチンで湯を沸かして
チャンミンに持ってきてくれた

「喉乾いただろ」

「うん」

ベッドの上で両手でマグを持ち、白湯を飲むチャンミンを

ユノは愛おしそうに見つめた。

「ユノ…底なしだね…」

それを聞いたユノは高らかに笑った

「ウケる…底なしかよ、俺」

きれいな細い顔が笑顔でいっぱいになる

優しく弓なりに細められる切れ長の瞳…

なんて幸せなんだろう



そう思いながら、眠りについたのに…


やばい…


窓から朝日が差し込むユノのベッドで
チャンミンはユノに抱き込まれて目が覚めた

と同時に感じた強烈な喉の痛み

風邪ひいちゃったな

頭もズキズキと痛む

あーせっかく今日はユノとどこかへ行けると思ったのに…

買おうとしている家を見せてもらいたかったのに


モゾモゾするチャンミンにユノが気づいて目が覚めた

「ん?」

「ユノ…ごめんなさい…」

「え?おまえ、すごい熱」

ユノが抱き込んでいたチャンミンの
首元を撫でる

「うん…頭と喉が痛い」

ユノはバッと布団から飛び起きて
掛け布団でチャンミンを包み直した

「大丈夫だよ、寝てるから」

「甘くみないほうがいいぞ。
あったまるもの、作ってやるから」


身体に発熱の寒さはない。

だけど、それを言ったら
あのぐるっとするやつ、とやらをやってもらえないかな、とチャンミンは画策した。

起き上がろうと思えば、なんてことはなかったけれど、今日はこのまま、ユノに看病してもらうのも悪くないな。


ユノが湯気のたつ温かい飲み物を作ってくれて
ベッドの上で飲んだ。

「とにかく汗かかないと、熱はさがらないから」

「うん」

ユノが心配そうにチャンミンを見つめる。

「なんだか、テミンくんになったみたい」

チャンミンはマグを両手にふんわりと笑った。

それを見て、少し微笑んだユノだったけれど…


再び、布団に潜ったチャンミンは
そのまま、すぐに眠りについた。

チャンミンは夢を見た

真っ暗な中、ユノの声が聞こえる



チャンミン、愛してる

愛してるよ、ずっと

チャンミン…



それはあまりに悲しく…深く…


何か、小さな音が断続的に聞こえてきたようで
チャンミンはふと目を開けた。

なんだろう?窓の外で鳥が鳴いているのかな


でもそれは鳥ではなく
ベッドにすがり、嗚咽をこらえるユノの声だった

「ユノ?!」

「ううっ…うっ…」

チャンミンは飛び起きた

「どうしたの?!ユノ?!」

「チャンミン…」

「なに?なにがあったの?」

チャンミンはユノを抱きしめた

「おまえ…起きないんだもん…」

「え?!」

「何か飲むかと思って、起こしてみたけど
全然起きないからさ…」


だからって…そんな子供みたいに泣かなくたって…


「俺を…ひとりにしないでくれ…」


その声はさっき夢に見たユノみたい…


「ひとりにするって…なに言ってるの」

なぜか…いつのまにか…

チャンミンもユノを抱きしめて泣いていた


ひとりにしてごめんね…

そんな声がチャンミンの頭の奥で響く


看病してもらおうなんて、
そんなことユノに思ったらいけないんだ

チャンミンは固く心に思った


夕方になり、チャンミンの熱もさがり
帰らなければならないチャンミンは支度をしようと
ベッドから起き上がった。

ユノが慌てて様子を見にきた。

「なにしてるんだよ」

「帰らなきゃ、明日保育園あるし」

「ダメだよ!ここから3時間もあるんだぜ?
明日、俺仕事が終わったら車で送るから明日もゆっくりしてないとダメだ」

「そんな…もう大丈夫。
ちょっと喉が痛いだけだから」

「絶対ダメ!」

真剣なユノの顔を見てると
また泣きたくなってくる

さっきの声が聞こえてくるようで。


「わかった…園長に連絡しておく」

深い悲しみを湛えたユノの顔を見ていると
チャンミンは抗うことはできなかった。

ユノは我に返ったように、慌てた。

「夕飯は…どうしようか…
普通に食べられるか?」

「うん、喉が痛いから辛いのはやめとく」

「あ、わかった…コムタンかなにか、な?」

「ありがとう」

「もう少し寝てろ」

ユノはチャンミンの肩を抱いてベッドに連れて行く

少し大げさ過ぎるユノの看病を
チャンミンは不思議に思った

横たわったチャンミンに布団をかけてやりながら
ユノはため息をついた…

「ユノがあんなに泣くの…初めて見た…」

「ああ、うん、俺もあんなに泣いたの久しぶり」

「松ぼっくりと関係ある?」

「わかんない…最近おかしいよな。」

「追求してみたほうがいいのかな。
調べたりしてみる?」

「うーん…」

「なんか、ユノにあんなに泣かれちゃうと…
どうにかした方がいいのかなって。」

「わざわざ調べたりするのは、やめよう」

「そう?」

「必要あれば、必要な時に何かあるさ。」

「うん…」


チャンミンはそれでも、やっぱり少しは知っておくべきなのではないかと思っていた。

チャンミンは布団に潜っても眠れず
それだけ身体の調子が戻っているのだと思った。


ユノが誰かに電話をしている…

「テミナ?うん。」

ひとしきりテミンと話しているユノ。

ほぼ毎日電話で話しているとテミンが言っていた。

たまに笑い声が聞こえる

そして、通話を終えると、
またどこかに電話をしている。

「この間、お願いしていたチョン・ユンホです」

その後、ユノが部屋を移動してしまって
聞こえない…

通話を終えたユノがチャンミンが寝ている部屋に入ってきた。

「チャンミン、眠れないの?」

「うん、たくさん寝たしね」

「それだけ良くなってる証拠だ。
よかったな」

それなのに、ユノはどこか寂しそうだった。

「どうしたの?」

「うん…押さえてた物件、取られちゃったよ」

「え?どういうこと?」

「俺、手付け金しか払ってなくてさ
後から来た客が契約するって」

「そんな…」


「あーあ、せっかくいいところ見つけたのになぁ
悔しいな」

「見たかったな、その家」

「車で10分くらいのところだから
見に行くならすぐだよ。もう他人のだけど…」

「明日、散歩がてら行ってみようかな」

「景色もいいから、散歩ならいいかもな。
俺も仕事前に一緒に行ってやる。」


キッチンからコムタンのいい匂いがしてきた

「ユノ、いい匂い…」

「えっ?あ!」

バタバタとキッチンへ走るユノが今日も愛おしい…





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片想い(44)



降りる駅にそろそろ着くアナウンスが流れる

そうは言ってもまだ10分くらいあるのだとユノが言う。

「チャンミンさ」

「はい」

「モデルの仕事はどうするの?
ソウルで事務所にきちんと入る?」

「ソウル?」

「うん」


「……」


もう、我慢の限界……


「やっぱり事務所って大事だからさ。
仕事の質とか…」

「変なの、ユノさん」

チャンミンの声が一気に不機嫌になる

「なんで?」

「離れないとか言ったくせに、ユノさんがここでショップをまかされて、僕がソウルでモデルをしてたら、全然離れてるじゃないですか。」

「それは…」

プイとチャンミンは口を尖らせて横を向いた。

その様子が可愛くて、ユノは思わず笑ってしまう。

「何がおかしいんですか」

「いや、なんでもない」

ふーっとチャンミンがため息をつく。


「チャンミン、それとこれとは違うよ」

「なにが?」

「一緒にいるために、やりたいことを諦めるのはちがうだろ」

「そんなの、どっちかが諦めないと一緒になんて居られないでしょ」

「やりたいこと我慢させるなんて、いやだよ」

「テミンくんはユノさんに会いたいのを我慢してます」

僕も…あなたに会いたいのを我慢してるんだけど

「それは別。テミンのことは考えてるよ。
一時的なら義姉のところでいいけれど
これからずっとならそうはいかない」

「じゃあ、僕は?」

「だから、せっかくみんなに素質を認められて…」

バッとチャンミンは怒ったように座席から立ち上がった。

「ちょっと、チャンミン…」

「もう駅に着いたんですっ」

スタスタとドアまで行くと、まだ開かないそのドアにおでこを押し付けて、目を瞑った


「チャンミン…」

追いかけてきたユノがチャンミンの肩越しに声をかける

キッと唇を引き結んでチャンミンは黙っていた。

さすがのユノもまずい状況だとわかるだろう


やっとドアが開いた

「ユノのうそつき!」

そう言い放って、チャンミンはホームへ降りた。

「待てよ、チャンミン…」

早足でホームを抜ける長身の2人

「離さないって言ったくせに
それも…つい何時間か前にそう言ったくせに」

「もう俺たち気持ちは離れない。
一生俺はチャンミンだけ。」

「うそっ!」

「だから住むところは離れて居ても大丈夫だって
そう思って…」

「何言ってるんだか…」

「ちゃんと話そう」

改札を抜け、スタスタとチャンミンは歩く

「チャンミン!そっちじゃないから」

チャンミンはキュッと立ち止まった
そしてくるっと踵を返すと、すれ違い様にユノの肩にぶつかりながら逆方向へスタスタと歩く

その怒った後姿をユノは優しく見つめて
やれやれと言った風に笑う。

ゆっくりとチャンミンを追いかけた

なんだかんだ言って、改札でユノを待つチャンミンは
俯いたまま、つま先で地面をコツコツと叩いている

ユノが追いついて、チャンミンの肩を抱き
改札を出た。

チャンミンはずっと俯いたまま。

田舎の駅はこんな夜更けになると
ほとんど人がいない。

ユノはチャンミンの肩を抱いたまま
歩き出した。

チャンミンは怒ったまま、スタスタと歩きだしたかったけれど、
なにせ、ユノの家がどこだかわからない

仕方なく、ユノに肩を抱かれたまま、
歩調を合わせて歩くしかなかった。

でも、それは決して素直になったわけではないと
どうやってわかってもらおうか、チャンミンは悩んだ。

ユノは歩きながらもチャンミンの髪を撫でたりして
甘く構ってやった。

「怒らせたね…俺、お前のこと」

ユノがチャンミンの耳元にキスをしながら囁く

「うん…」

「俺、また鈍感グセ発動した?」

「だってさ…」

「なに?」

「僕がモデルになったら、かなりハデな世界になって、イヤじゃないの?」

「うん…」

「いろんな誘いも出てくるんだよ?
断ったけどさ、テファンさんなんて結局
ダブルベッドのホテルを予約しようとしてたって」

「え?マジかよ?」

「そうだよ、心配じゃないの?」

「俺、信じてるもん、チャンミンのこと」

「だけど…」


「いずれにしても…あのポスターやパンフレットが街中に溢れたら、お前は有名人だよ。」

「え……」

「どんなことになるか、お前はわからないだろうけど、想像より大変だぜ?」

「そんなに?」

「俺は覚悟してる…」

「覚悟?どんな?」

「たぶん、お前はいきなり派手な世界が目の前に開けて、今とは少し変わるだろうね」

「変わらないよ?」

「チャンミン…でも、そう仕向けてしまったのは
結局俺だ」

「……」

「そして、変わることは悪いことじゃない」

「離れないって…言ったじゃん」

「離れないよ、俺はチャンミンから離れられない」

「……」

「俺は片想いになっちゃうかもって
そんな覚悟もしてる」

「どうして、ユノさんが片想いなの」

「新しい世界に飛び出したお前にとっては
俺はきっと色褪せて見えるだろうから」

フッと寂しそうにユノが笑った


「そんなこと…あるわけないじゃん」

「俺はそれが怖くて
お前を離せないって思い始めてからそれが怖くて…
意地でも引き寄せようと必死になった」


「そんな風に思ってたの…」

「俺は…自分の気持ちの伝え方がヘタで」

照れたように笑うユノの横顔をチャンミンは見つめた。

「僕もね、黙ってて悪かったけど」

「?」

「モデルはやらない」

「え?」

「考えてみてよ、僕のクローゼットがどんなだか、
知ってるでしょ?」

「ああ、うん」

「僕は洋服に興味がないんです」

「は?」

「洋服着て、写真撮られるより
子供の相手をしているほうが好きなんです。」

「チャンミン…」

「今の保育園を離れるとなったら
それは寂しい。」

「……」

「モデルをやるためにイタリア行ってみようって。保育士を休むことを決めた時、寂しかった」

「……」

「でも、モデルにならないって決めても
全然惜しくないのはそういうことだよね」

「有名になって…みんながお前の好きなものとか、興味のあること聞いてきて、すごい経験だぞ」

「ふぅん」

「何人も、そういう人間を見てきた。
チャンミンも、きっとそうなる…」

心なしか、ユノが寂しそうだった

「だったら」

「?」

「僕を守って」

「俺が?」

「言ってくれたでしょ?
僕とテミンを死ぬ気で守るって」

「……」

「そんな華やかな世界は僕は好きじゃない
僕の好きなものなんて、ユノが気にしてくれたら
それでいい」

「チャンミン…」

「今の保育園辞めるのは寂しいけど
また違う子供たちと会えるならうれしい」

「……」


「さっきみたいに、僕が拗ねたり、例えばケンカしたり…」

「うん…そんなのも、可愛くてたまらないけどな」

「離れていたら、しないでしょ?」

「……たしかに…そうだろうな。」


「いつかどこかで、僕たちが一緒だった時」

「……」

「きっと僕たちは何かに必死で
そんな日常なんて、なかったんじゃないかって」

「わかる、俺もそんな気がする」

「ケンカしたり、笑いあったり…
そんな生活がしたかったんじゃないのかな…」

「きっと、何か理由があって、できなかったんだろうな」


「ダメかな…
僕、ユノと一緒に暮らしたい…」


ユノは立ち止まってチャンミンを見つめた

田園の残る地方都市の

畦道なのか、歩道なのかよくわからないような
一本道。

ユノはチャンミンの頬をその綺麗な手のひらで包むと

そっとくちづけた…

チャンミンはユノのパーカにつかまって
そのくちづけを受け止めていたけれど

その両腕をユノの首にまきつけた…

くちづけはさらに深く…


片想いだったから知ってる、ユノの笑顔の綺麗さ

片想いだったから知ってる、ユノが今日も元気であることの嬉しさ


そして…


こんな風にケンカした後
仲直りしたり…キスしたり…

そしてまたケンカしたり…

そんな生活はどんなに華やかなモデルの生活より
いいに決まってる

かけがえのない、大好きな人との生活は

なによりの宝物…


そんな2人を

満天の星空だけが
静かに見守っていた






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